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「単純無比に美しくて、快楽的に速い」
この台詞がカスタマイズカーの創り手として妙に気に入っている。
今回製作した「GT ARISTO」は先のオーナーの意向が
潔く単純でその台詞から想像される Design Concept そのものであった。
「兎に角、冷やすべきモノが冷えるように。」
「Speed 感があって下品にならないように。」
「空力的な理屈に合うように。」
「随所にCARBONを使用するなどマテリアルにもこだわるように。」
・・・・・・色々あって何が「潔く単純」なのかと
思われるかもしれないけど、自分からすると
「兎に角、カッコ良く。あとはお任せします」
としか聞こえなかった訳で・・
何故かと言うとそこには「沢山売れるように」とか 「今はこれが流行っているから」とか 「なるべく安く」とか言う
不純物が全く存在しないで、 オーナー自身がARISTOを走らせる為に
欲しているモノの具現化でしかなかったからだ。
したたかにチューンナップされた車に相応しい
エクステリアパーツを創り続けてきた背景には、
機能性との戦いがつきまとってきたのだから、 難しい表現は無用なのである。
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